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 小さな同窓会支援事業ご報告 平成22年度 
平井一正先生瑞宝章中綬章叙勲祝賀会

永年の制御工学に対するご研究の成果の賜物として、平井一正先生に平成22年度春期瑞宝中綬章が授与されました。其の功績を称える叙勲祝賀会が2010年10月23日(土)に大阪弥生会館で開催されました。この会には旧教職員、計測工学科の平井研究室の卒業生およびシステム工学科の卒業生で平井先生にお世話に成ったメンバー計59名が全国から集まり、盛大に開催されました。

祝賀会は2部形式になっており、第1部では実行委員長の北村新三先生からご挨拶をいただき、平井先生が京都大学を卒業されてから今日までの経歴が紹介されました。引き続き第一部ではシステム工学科1回生の澤井伸之さんの軽妙な司会の下、「若さと元気の秘訣は何か」というテーマの講演が行われました。

講演の最初は岐阜女子大学の安藤久夫先生の「ソーラーバッテリーで乗鞍岳に登る」で、岐阜女子大学の女学生と手作りしたソーラーバッテリーカーで、傾度10%の乗鞍スカイラインを走破した様子が動画付きで紹介されました。安藤先生は岐阜工業高校教諭を辞めて岐阜大に社会人入学され、修士号を取られ、その後岐阜女子大学の教授として赴任されていますが、安藤先生の若さの秘訣の一端を垣間見ることができました。

2つ目の講演では平井先生自ら「70歳からの人生」と題して講演されました。

72歳で東チベットのルオニイ峰の登頂に挑戦され、76歳で「ダイナミカルシステム解析の基礎」を出版されるなど、70歳以降も山と学術研究の両方にあくなき情熱をそそぎ続けられている平井先生の元気の秘訣を知ることができました。

しばらくの休憩の後、計測工学科3回ご卒業の伊藤浩一様のご発生で乾杯が行われ、第2部がスタートしました。しばらく歓談の後、ヒマラヤの挑戦「未知の世界に挑む」と題して再び平井先生が講演されました。平井先生と言えばやはり山なくしては語れません。

26歳で京大山岳部の登頂隊員に選ばれ、頂上に立たれてから、72歳で神大隊の隊長としてルオニイ峰に挑戦されるまでの体験談が生き生きと語られ、未知の世界に挑戦するスリルと困難さ及びそこにかける男のロマンに全員聴き入っておりました。

その後、歓談の時間を利用してのビデオ「元気の素」の上映、旧職員、計測工学科およびシステム工学科の各回生のスピーチ、KTC事務局の進藤清子様による花束贈呈、平井先生のお礼のお言葉とあっという間に時間が過ぎて行きました。

最後に実行副委員長の黒江康明先生の閉会のお言葉、同じく実行副委員長の友久国雄さんの3本締めが行われ、祝賀会は無事終了しました。

今回の祝賀会は平井先生のお人柄の良く出た、非常に和気あいあいとした楽しい会となり、いつまでもお若い平井先生の元気の秘訣の一端を垣間見ることが出来ました。終演後、会場出口では平井先生が参加者1人1人に10月20日に発行されました最新の自著「わが登山人生」を贈呈されておりました。

最後にこの会の中で平井先生からいただいた下記のお言葉を紹介して、平井先生 瑞宝章中綬章叙勲祝賀会の報告を終了させていただきます。

  • 年を経ただけで人は老いない
  • 理想や夢を失ったとき、初めて人は老いる
  • 希望有る限り人は若く、失望とともに追い朽ち果てる

この会の開催にあたり、「小さな同窓会支援」事業を通して支援いただきました情報知能工学科同窓会CSクラブへ心よりお礼申し上げます。

三木隆司 (システム工学科1回生)記

22-hirai
システム工学科5回生同窓会

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CS14 同窓会

 平成22年7月31日,神戸市中央区中山手通にあるダイニングバー・ソファーにてCS14講座のOB・OGを中心とした関係者による同窓会が開催され, 玉置久教授をはじめ35名の方にご参加いただきました.

同窓会は玉置先生の挨拶により開会となりました. 挨拶の中,CS14講座の所属がシステム報研究科となったことを 出席者に報告され,決意を新にという意味もこめた乾杯となりました.

情報知能工学科のOB代表として,古田氏,箕岡氏などの方々が, それぞれの在学時の研究動についてや, 当時の指導教官である北村先生,玉置先生や村尾先生の印象や想い出, 先生方への感謝の言葉を述べられました.

最後に,CS14講座所属の太田能先生より結びの言葉を頂き, 閉会の運びとなりました.

今回の同窓会は,玉置先生を中心として先輩・後輩間の繋がりを強める, とても意義のあるものとすることができました.

最後になりましたが,同窓会の開催にあたって「小さな同窓会支援」事業を通して ご支援いただきました,CSクラブへ厚く御礼申し上げます.

大原 誠 (情報知能10回) 記