2025年4月27日(日)神戸ポートピアホテルにて、貝原先生の退職記念パーティを開催しました。総勢53名(うち、ご先生ご夫妻2名)がご参加される盛大な会となりました。
最初は大家様(情報知能7回生)の挨拶から始まりました。貝原先生に学部、修士と合わせて3年間を初めて見て頂いた世代ということで、当時、どのように貝原先生の研究室が始まったのか、非常に温かいエピソードと共に伺うことができました。乾杯は櫻井様がされ、博士後期課程の初めての学生、ということで、先生とのご縁を感じました。
途中、お祝いの挨拶を複数名から頂きました。大内様(情報知能2回生)、八尾様(博士後期課程)、長谷川(自分)、平井様(情報知能21回生)、小林様(情報知能27回生)と続き、貝原先生との研究室の思い出や海外の国際学会のお話、オフのお話など、エピソード話に花を咲かせました。
歓談時間には貝原先生の周りに絶えず皆さんが訪れ、記念写真や乾杯、そして皆さんそれぞれの懐かしい話や近況のご報告をされ、先生との時間を楽しみました。
貝原先生からは締めのスピーチにて2つ、大切なお話を頂きました。1つ目は「なぜ?を考えられる人材であって欲しい」ということ。先生ご自身も常に胸に刻まれていたことであり、研究の分野や企業活動においても、なぜ、自分や自組織がその行動を取るのか、それによって何の価値を生み出そうとしているのか、これを考えられるよう、学生の皆さんをご指導されてこられました。私自身も先生のご指導を振り返ると、要所にそのエッセンスがあったなと思います。2つ目は「ものづくり」と「ひとづくり」のこと。CS21は「ものづくり」に関する研究テーマが多かった研究室でした。「ものづくり」は「作り終わるまでが価値をつみ上げていくこと」であり、多くの場合は作った後は価値が下がっていくものである。一方、「人づくり」は「研究室の期間」はトレーニングであり、卒業してからこそ、さらに成長し、花を咲かせるものであるということです。そして「研究」を通して人を育成することが教員としての役割であると同時に、人との育成を通じて先生ご自身も気付かされること、そして成長することが多く、そういった好循環を回すことが教員冥利に尽きる、というお話に、修了して15年経った今だからこそ、刺さるものがありました。
会は貝原先生のスピーチで閉会となり、先生が教員として積み上げられてきた功績や大切にされてきたものを改めて学ぶ素晴らしい時間となりました。
今回、退職記念パーティの開催にあたり、情報知能工学科同窓会CSクラブから「小さな同窓会支援事業」によるご支援をいただきました。深く感謝するとともにCSクラブの今後のご発展を祈念申し上げます。
情報知能13回 長谷川 弘幸
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