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 小さな同窓会支援事業ご報告 平成20年度 
CS14 同窓会
 平成20年7月5日、神戸市中央区播磨町45番地にあるビラブリガーデンにて、CS14講座を卒業/修了されたOB・OGの方々を中心とした同窓会が開催され、現在CS14講座を受け持たれている玉置 久教授にご指導いただいた同窓生30名を含む、計36名が参加されました。

会は、玉置教授による乾杯により始められました。しばらくの歓談の後、OB代表として根元氏、村田氏から、またOG代表として小野氏からそれぞれ当時の玉置先生の印象や想い出、在学時の研究活動についての想い出を話していただきました。また、昨年度の卒業生を代表して小山氏、桂氏からは自身の近況と玉置先生への感謝の言葉が述べられました。

会も中ほどになり参加された同窓生の中では最年長である岩田氏に、当時の玉置先生の人柄についてお話いただきました。ユーモアに溢れた内容に、会場は大いに沸いていました。

最後に、神戸大学国際文化学部の村尾先生より結びの言葉を頂き、閉会の運びとなりました。

今回の同窓会は、玉置先生を中心として先輩・後輩間の繋がりを強める、とても意義のあるものとすることができました。最後に、同窓会の開催にあたって「小さな同窓会支援」事業を通してご支援いただきました、情報知能工学科同窓会CSクラブへ、心よりお礼申し上げます。

大原 誠 (情報知能10回) 記
 
 計測工学科3回生同窓会
第3回神戸大学ホームカミングデーに合わせて2008年9月27日(土)に工学会館の2階の多目的ホールに1964年計測工学科を卒業した ``若者'' 16名(含東京地区在住の3名)が集まった。また今回初めての試みとして我々在学中に事務職員だった女性にも声をかけ、同窓生の奥様一人も特別に参加いただき、これまで色気の無かったIN-3会が急に明るくなったような気がしたのは私だけではなかったと思う。そして途中から松本治弥名誉教授も飛び入り参加され会を大いに盛り上げていただき非常に嬉しかった。計測工学科第3回の卒業生の総数は35名。内判明している方だけで既に5名が物故者名簿に名を移されている。我々が卒業した昭和39年は東海道新幹線が開通し、10月10日には東京オリンピック開会式。その後日本の経済は高度成長を遂げるがまさに私達同窓生はその一翼を担ってきた。集まった同窓生の顔には社会人としてまた家庭人としての責任を全うし、もうすぐ古稀を迎える笑顔がはじけていた。同窓生とはなんと素晴らしい仲間であろう。あちこちで握手をし、時を惜しんで思い出話に花を咲かせた。前回はアテネオリンピックの年に開催し、今回が北京オリンピックの年だから次回は4年先のロンドンオリンピックの年に再会することを約束して散会した。CSクラブから小さな同窓会支援金をいただきありがとうございました。出席者全員がCSクラブの会費を忘れずに納入することを約束しあいました。

加福正也 (計測3回) 記
 
 平井先生喜寿の会
 
平井一正先生は、2008年10月31日にめでたく77歳、すなわち喜寿を迎えられ、それをお祝いする会が、2009年1月31日に神戸大学学友会大阪クラブ/大阪凌霜クラブで開かれました。この会には、旧の教職員、および計測工学科、システム工学科の平井研究室の卒業生を中心として計44名が集まり、盛大に開催されました。

まず、発起人の一人である北村新三先生からご挨拶いただき、平井先生が神戸大学に赴任された直後のこと、それ以前のこと、学会でのご活躍、ドイツのシュツツガルトに滞在されていたときの頃のことなど、ご活躍の様子が紹介されました。また語学が非常にご堪能で、英語、ドイツ語はもちろん中国語なども現地の方と対等に話がおできになるとの話もありました。続いて、平井先生が神戸大学国際交流センターのセンター長を勤められていたご縁でご出席いただいた瀬口郁子先生のご発声で乾杯が行われました。瀬口先生のご発声は「平井先生は、いつまでもいつも青春されている」で、参加者一同、納得しました。

しばらく歓談のあと、平井先生ご自身から「平井一正 77年の軌跡」と題して、プロジェクターを使いご講演いただきました。お生まれになった頃のことから始まり、京都大学入学、山岳部への入部、大学院での研究、ご結婚、神戸大学への赴任、ドイツのシュツツガルトの滞在、システム工学科設立、平井研究室夏季ゼミ、日独セミナーの開催など、とてもここでは書ききれませんが、平井先生のこれまでたどってこられた軌跡を写真とともに聞かせていただきました。参加者一同にとって、あらためてその精力的な生き方に学ぶところが非常に大でした。また、なんといっても特筆すべきは、チョゴリザの初登頂を初めとする数々のヒマラヤの未踏峰の登頂の輝かしいご軌跡はもちろんのことですが、75歳を越えられてもなお氷壁登攀に挑まれている写真が紹介されたことで、ますます若々しく活動されているお姿に一同圧倒されました。

そのあと、出席の旧教職員、卒生全員が紹介され、そのうちの何人かの方に祝辞をいただきました。平井研究室や夏季ゼミでのエピソード、平井先生にお教えいただいたことが今でも役に立っている、平井先生と青春や恋愛を語り合ったこと、などなどが披露され、会場が大いに盛り上がりました。

そうこうしているうちにあっという間に時間がたってしまい、平井先生への花束と記念品に贈呈にうつりました。記念品として先生が選ばれたのは、二つ折り可能な登山用の杖で、会場で披露されました。平井先生のますます高まる山への情熱が伝わってきました。最後に、平井先生からお礼のお言葉をいただき、発起人の閉めの挨拶でお開きになりました。

今回の平井先生の喜寿を祝う会は、平井先生のお人柄がよくでた、非常に和気あいあいとした楽しい会になりました。また、卒業の年代を超えた同窓生の楽しい懇親の場ともなりました。平井先生にはますますご活躍いただいて、この喜寿の会をきっかけにして、傘寿、米寿、卒寿・・・と、機会あるごとに、同窓生が集まりこのような会が開ければとの声が多く出ていました。

最後に、平井先生から参加者にいただいたメッセージがあるのですが、これを参加者だけのものにしておくのはあまりにももったいないので、本報告をお読みの方にも披露させていただきます。

   ・夢を持ち続け、その実現に努力してきた
   ・いつまでも夢を持つことは、若さに通じる
   ・夢は必ず実現する
   ・老いてもなお青春でありたい
   平井一正

この会の開催にあたり、「小さな同窓会支援」事業として、同窓会CSクラブよりご支援を頂きました。ここに記して感謝申し上げます。

黒江康明 (計測3回) 記